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第1-2章|一段上の「聞く」「見る」「試す」
聞く力:話しかけに行くこと
自分から話しかけに行くこと。 それが、一段上の聞く力の出発点です。
コーチや大人に対してだけでなく、仲間に対しても、自分から声をかけて関わりにいきます。
- 今何をしているのか
- どんな考えでプレーしているのか
- さっきのプレーはどうだったのか
人に興味を持ち、話しかけることから、聞く力は広がっていきます。
話しかけた先に、確認と質問がある
話しかける中で、こんな聞き方ができるようになると、聞く力は一段上がります。
- この投げ方であってる?
- どうやったらもっと遠くに飛ばせますか?
- 僕のプレーみてください!
分からないことをそのままにせず、言葉にして聞きにいき、確かめたり問いを投げかけたりすることも、聞く力の大切な一部です。確認したり質問したりすることは、できていない証拠ではありません。もっと分かりたい、もっと上手くなりたい、次のレベルに進みたいという気持ちの表れです。
こうした行動は、コーチへの大切なサインにもなります。話しかけてもらうことで、コーチは「いま、この選手はここに興味を持っている」「ここで悩んでいる」と気づき、より意識して見るようになります。
見る力:気づいたことを相手に伝える
「見る力」が一段上がるとは、ただ見て終わりにせず、「自分がどう感じたか」「どんな良いところや工夫を見つけたか」を相手に伝えられることです。
- 「今の声、よかったね」
- 「あの捕り方、すごかった!」
- 「こうやって体を使うんだね」
こうして自分が気づいたことを言葉にして伝えることで、相手も自分も気づきや学びが深まります。
たとえば仲間のプレーを見て「うまいな」と感じたら、すぐに言葉で伝えてみましょう。自分の気づきを相手に伝えることで、コミュニケーションやチームワークも一層良くなります。
「見る力」は、一人で伸ばすものではありません。
仲間と声をかけ合いながら、一緒に高めていきましょう。
試す力:失敗したときに前を向けるか
一段上の「試す力」とは、失敗したときに前を向けるかどうかです。
下を向いたまま終わるのではなく、「次はどうしよう」「じゃあ、こうしてみよう」と気持ちを切り替えられるか。失敗を受け止めたうえで、もう一度チャレンジできるか。
前を向いて行動できているとき、結果として自然に笑顔がこぼれることがあります。それは、ヘラヘラした笑いではありません。失敗を恐れず、前向きに取り組めているサインであり、試すことを楽しめているあかしです。